御崎祭り
みさきまつり

みさきまつり
夜が明ける頃、荘厳な雰囲気の中御崎神社で1300年前から伝わる神事が始まります。神様を「ミサキシバ」と呼ばれる霊木に移し、佐多岬の遊歩道を歩き神輿が待っている「田尻集落」に向かいます。
ご神幸は七浦とよばれる7つの集落をリレーでつなぎます。それぞれの集落の神事に子供から大人まで参加し、たくさんのお供え物やご馳走を振る舞い、無病息災や豊作・豊漁を祈願します。
坂元集落にある「どんぴら坂」。狭い急な坂道は最大の難所と言われています。ひと時も途切れることなく奏でられる笛や太鼓の音にあわせ、神輿を担ぎながら坂を下りていく姿は神様を無事に次の集落へ送り届けるという一行の使命感が感じられます。
2日目は近津宮神社で午後から神事が行われます。1300年ほど前から日本の最南端にある7つの集落で守り継がれてきた「御崎祭り」。神様の恩恵に感謝しつつ、次の世代へとこれからも受け継がれていくことでしょう。