台場公園
幕末、薩摩藩は藩の行列を乱したイギリス人を殺傷した文久2年(1862年)の生麦事件以降イギリスとの関係が悪化し、1藩でありながらイギリスと戦争することになってしまいます。イギリス艦隊の来襲に備えた薩摩藩では、文久3年(1863年)にこの地と根占港津柱神社裏、上ノ山に台場を構築し、砲台を置きました。 この地から錦江湾をのぞむと、幕末の緊迫感を感じます。
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台場の原型を残す貴重な史跡
この地には、高さ3メートル、幅4メートルの御影石の石垣が、海岸線に沿って60メートルにわたって築かれました。 当時の原型を残している台場はここだけであり、貴重な史跡となっています。昭和43年に町の指定文化財に指定されました。 現在は、石垣とともに砲身のレプリカが設置されていて、往時の面影を偲ぶことができます。
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斉彬公の手水鉢
(なりあきらこうのちょうずばち)斉彬公が巡検の時に、使用したという手水鉢
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錦江湾と開聞岳を臨む
台場が構築されたこの地は錦江湾に面し、対岸には開聞岳を見ることができます。 錦江湾の美しい風景を眺めながら、歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
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エピソード
薩摩藩は欧米の文明と軍事力に直に触れて認識を改め、イギリスは戦争後の交渉を通じて薩摩藩の外交能力を評価し、友好関係となっていきます。薩摩藩とイギリスの友好関係は、倒幕への大きな力になりました。 薩摩藩はイギリスへの賠償金を幕府に借りて支払いましたが幕府には返済せず、生麦事件の実行者を処罰することもしませんでした。当時の薩摩藩の強かさを感じます。
- 住所
南大隅町根占辺田608-1
- 駐車場
あり
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